霊山神社

今回は、福島県伊達市霊山町にある霊山神社(りょうぜんじんじゃ)です。

霊山神社は、南北朝時代に南朝方の北畠顕家が陸奥国府を置いた地である霊山に鎮座しています。

北畠顕家は南北朝時代の公卿で、元弘3(1333)年に15歳で陸奥守となり奥州に下向。建武3(1336)年には京にいた足利尊氏を撃破し九州へ敗走させるなど目覚ましい活躍をするものの、延元3(1338)年に21歳の若さで戦死します。明治に入り皇国史観が確立していくと、南朝に忠誠を尽くした新田義貞、楠木正成などの武将とともに再評価されることになります。

神社の創建は明治になってからで、明治9(1876)年、明治天皇の東北巡幸を機会として、建武の新政にゆかりのある霊山が選定され、明治12(1879)年に創立が請願、翌年に霊山の西方山麓の北畠氏の支城があった地に社殿が造営されたことに始まります。

旧社格は別格官幣社で、北畠親房・顕家・顕信・守親を祭神としています。建武中興十五社の一つでもあります。

神社までは、麓から徒歩で参道を登ることもできますが、途中まで車で登ることができます。

参道入口

車用の参道入口にある鳥居付近には、北畠顕家卿の銅像が立っています。

北畠顕家像

銅像奥にある参道を進んでいくと、狛犬が現れます。写真左手には駐車場があります。この先を進むと社務所近くの駐車場に出ますが、あまり広い駐車場ではないので、ここの駐車場に停めることをおすすめします。

狛犬のところに車を停め、急な参道を登ること5分ほどで随神門に着きます。随神門をくぐってすぐのところに、北畠顕家卿の顔出しパネルがあり、北畠顕家卿になることができます。

北畠顕家卿顔出しパネル

霊山神社の社殿は、三間社流造というつくりで、鮮やかな朱色のお社です。写真を撮り忘れたので、福島県観光情報サイトから画像をお借りしました。紅葉シーズンの境内が美しい。

霊山神社社殿(「福島県観光情報サイト「ふくしまの旅」」より)

ちなみに下から徒歩で参拝する場合は、車用参道鳥居の前を過ぎ、奥に進むと参道があるようです。そちらの参道はかなり傾斜のきつい参道でした。所要時間は30分ほどかかるようです。

御朱印は随神門横にある社務所でいただけます(初穂料500円)。

菊紋に北畠家の家紋である笹竜胆を合わせた印が押され、「大日本者神國也」と書かれています。

余談ですが、北畠顕家を主人公とした北方謙三さんの『破軍の星』という小説をご紹介します。

南北朝の激動の時代を生きた、北畠顕家の短くも力強い生涯を描いた小説です。約500ページくらいありますが、一気に読破してしまいました、顕家がかっこよすぎます。参拝前にご一読いただき、聖地巡礼をしてみてはいかがでしょうか。

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【住所】福島県伊達市霊山町大石字古屋舘1

【御朱印】あり(初穂料500円)

【駐車場】あり