観音寺(最上三十三観音第15番札所)
山形県寒河江市に最上三十三観音第15番札所である京集山観音寺(落裳観音)があります。
落裳観音の由来は、かつて小野小町が京都からこの地に来た時、天女が現れ羽衣を落とし、その衣の上に十一面観音を見つけた小野小町が仏縁を感じて祀ったことに由来するといいます。
小野小町が京都から来て開創したことにより山号が京集山となり、天女が羽衣を落としたことから地名を落裳と呼ぶようになったと伝わります。
享保2(1717)年まで観音堂は現在地から2㎞ほど離れた寺山というところにあり、この地に移転後は最上三十三観音霊場の札所として繁栄したそうです。
境内には天女の羽衣が落ちた石が残っています(写真は撮り忘れました。)。
境内には車で入っていけます。
他の最上三十三観音札所については、こちら。
【所在地】山形県寒河江市寒河江落衣2494-1
【御詠歌】ぎゃくえんも もらさですくふ ぐわんなれば じゅんれいどうは たのもしきかな
【宗派】曹洞宗
【本尊】十一面観音菩薩
【駐車場】あり