米川八幡神社・若草稲荷神社

今回は、宮城県登米市東和町にある米川八幡神社若草稲荷神社です。

両神社が鎮座する東和町米川から気仙沼市本吉町馬籠、岩手県一関市藤沢町にかけては、「隠れキリシタンの里」でもありますが、こちらについてはまた別の機会にご紹介します。

米川八幡神社

米川八幡神社は、源頼義・義家父子により、別当寺の八幡山大誓寺(神仏分離令により廃寺)とともに、康平5(1062)年に創建されました。

社伝によると、建長元年に理性坊林光という人物が別当職を請け、社殿を修営、その後、永禄7年に葛西民部少輔の子「孫太郎」により再興されたといいます。

若草稲荷神社に車を停め、一旦下山し、米川八幡神社を参拝します。社務所は米川八幡神社の参道入口にあります。

鳥居をくぐると、ステキな狛犬がいました。特に、体を反らした吽形の狛犬が個人的に推しです。

阿形
吽形

拝殿には、NHKの朝ドラ「おかえりモネ」のポスターが張られていました。

参道入口の鳥居をくぐったあたりから陽がでてきて、気持ちよくお参りできました。

境内でひときわ目を引くのは、御神木の杉の木です。太郎坊・次郎坊杉と呼ばれる巨木で、登米市有形文化財に指定されています。

太郎坊・次郎坊杉

境内には、山神社(祭神:木花開耶姫命)や疱瘡神を祀る若木神社(おさなぎじんじゃ)などの境内社がありました。

山神社
若木神社

拝殿向かって右手には、ずらりと石碑が立ち並んでいます。

1つ1つが大きく、はっきりと彫られた見事な石碑が多く、見ていてニヤニヤが止まりませんでした。

若草稲荷神社

お次は若草稲荷神社です。国道を挟み、米川八幡神社の向かい側に位置します。

若草稲荷神社は、天延3(975)年に創建され、祭神として宇迦御魂大神(うかのみたまおおかみ)を祀ります。

康平5(1062)年、源頼義・義家父子により米川八幡神社の末社として天倉山に鎮座しました。

米川八幡神社へお参りを済ませ、若草稲荷神社に戻ります。

参道入口

駐車場へは、この鳥居をくぐって上っていきます。

若草稲荷神社が鎮座する場所には、かつて「若宮(若草山)館」という城館があったようです。

鳥居をくぐり、石段を少し上ると若草稲荷神社に着きます。

拝殿には、授与される御朱印の一覧が掲示されています。

拝殿の横には授与所が併設されていますが、基本的には米川八幡神社の隣にある社務所で御朱印などを授与しているようです。

境内は綺麗に管理されており、米川の町並みを一望できました。

また、駐車場への道中には、鮮やかな朱色のお社があります。お稲荷さんのようです。

若草稲荷神社には、表参道と裏参道の2つの参道があり、裏参道の途中には、目の健康にご利益のある「霊明の井戸」があります。

御朱印・アクセス等

御朱印

米川八幡神社と若草稲荷神社の御朱印は、米川八幡神社傍の社務所でいただけます。

たくさんの種類の御朱印があり、どれをいただこうか迷ってしまいます。

季節限定の御朱印もあるようなので、定期的にホームページを確認することをおすすめします。

※クリックで公式ホームページに移動します。

米川八幡神社ホームページ

若草稲荷神社ホームページ

アクセス・駐車場

車は若草稲荷神社の駐車場に停めました。若草稲荷神社の鳥居をくぐり、坂を上っていくと駐車場があります。

【社務所住所】宮城県登米市東和町米川西綱木3

神社

Posted by きだ