鹿島天足別神社(大亀明神)
宮城県富谷市にある鹿島天足別神社(かしまあまたりわけじんじゃ)は、祭神に武甕槌命、経津主命を祀る延喜式内社です。また、境内には、亀の形に似た大石(亀石)があることから、別名を「大亀明神」といい、村名の由来ともなっています。
勧請の時期は不明ですが、『日本三代実録』貞観八年正月廿日条に見える、鹿島苗裔神(かしまびょうえいしん)38座のうちの黒河郡1座に当たる神社だと考えられます。
神社専用の駐車場はないため、参拝の際は、大亀山森林公園の駐車場を利用します。
公園駐車場から数分歩くと、参道入口の鳥居に着きます。
ここから石段を上っていきます。見てのとおりなかなかな勾配で、ところどころ不安定な石段があるため、慎重に行きます。
石段を上りきると、正面に「亀石」があります。
亀石のとなりに拝殿があるという、ちょっと変わった配置の境内です。
拝殿の正面には、御神木のアカガシがあります。樹齢5~600年と推定されています。
こちらが亀石です。亀石以外にも、境内のあちこちに石がごろごろしていました。
境内の配置的に、もともとは亀石がご神体としてあり、そこにあとから社が建てられたのではないかと想像してしまいます。
なお、この神社の社務所には神職さんが常駐していないため、お守りや御朱印などを頂く際は、神職さんのご自宅に行かなければなりません。参道入口に連絡先が記載された看板があります。
【所在地】宮城県富谷市大亀和合田二番16
【御朱印】あり
【駐車場】あり