龍護寺(最上三十三観音第22番札所)

最上三十三観音第22番札所である祥雲山龍護寺は、山形県尾花沢市延沢にあり、延沢のべざわ観音」と呼ばれています。

龍護寺は、宝徳元(1449)年頃に、霜山城主・野辺沢能登守満延によって開かれたとされます。

延沢観音は、寛文年間中(1661~1673)に土屋又三郎という人物が建立したと伝わります。

又三郎は観音への信仰が篤い人物だったようで、近江国(現在の滋賀県)瓦原寺で夜を明かした際、この寺の観音を龍護寺へ移すようにと観音の暗示があり、龍護寺の住職にも同様の夢告があったといいます。この仏縁に感激した又三郎は、出家して瓦原寺の観音像を故郷の延沢へ持ち帰り、観音堂を建立して安置したと伝わります。

山門をくぐり、境内へ。正面には立派な本堂があり、観音堂は左手にあります。

観音堂は近年改築されたものだそうです。

御朱印は庫裏でいただきます。

他の最上三十三観音札所については、こちら

【所在地】山形県尾花沢市延沢925-1

【御詠歌】いのれただ ひとのよわひを のべざわの ほとけのちかひ ありがたきかな

【宗派】曹洞宗

【本尊】聖観世音菩薩

【駐車場】あり