石峰山石神社~磐座がある山岳修験の霊場~

2021年5月10日

今回は宮城県石巻市雄勝町にある石峰山石神社(いしみねやまいそのじんじゃ)です。

神社の歴史は古く、神功皇后の時代(約1800年前)あるいは神亀2(728)年の創始と伝わり、仁寿2(852)年には朝廷から従五位下の神階を授与されています。また、『延喜式』神名帳にその名が見える延喜式内社で、桃生(ものう)郡六座の一つでもあります。

この神社は社殿がなく、石峰山(海抜352m)の山頂付近にある磐座をご神体としています。古くは神体山であり、全山が神領とされ、山岳修験の霊場でした。石峰権現又は石上権現と称し、明治初年まで女人禁制の山でもありました。祭神には宗像三神の一神である多岐津比賣神が祀られています。

石神社へは、麓の石峰山里宮である葉山神社(旧薬師堂)から参道を登ります。だいたい40分程で磐座に着きます。参道はハイキングコースに指定されており、道中には数々の伝説が残されています。

葉山神社前の駐車場に車を停めます。

まずは葉山神社に参拝します。

葉山神社

葉山神社の社殿は、東日本大震災の津波で全壊してしまいましたが、ご神体や十二神将像は難を逃れたそうです。ご神体(薬師如来像)は12年に1度、亥年に御開帳が行われます。

石神社参道入口

石神社へは葉山神社の裏手から登ります。

参道を入ってすぐのところに、鳥居の基礎らしきものがありました。参道は舗装されていないため、参拝の際はご注意ください。

しばらく進むと橋が現れました。「愛宕神社」と書かれた立札がありますが、どこにあるのかはわかりませんでした。

橋からまっすぐ進むと、勾配がきつくなってきます。

さらに進むと、分岐があります。どちらからでも行けますが、右側の参道が歩きやすいです(今回は行きは左側、帰りは右側の道を通りました。

道中、木が生えた岩がありました。神籬の風格が漂っています。

こちらは神授の水というそうです。おそらく水神であろう石碑の後ろ側から水が湧いていました。

神授の水

登り始めて40分ほど、鳥居が見えてきました。

先に磐座へ向かいます。

こちらがご神体の磐座です。

山岳修験の霊場の名に相応しい雰囲気で、身が引き締まります。

磐座

山頂には神籬があります。こちらの神籬も素敵です。

神籬

山頂の磐座や神籬は一見の価値があります。

石神社へは、参道の勾配がきついため、登りもそこそこ大変でしたが、それ以上に降るときが大変でした。ある程度準備をしてから参拝することをおすすめします。

石峰山石神社・葉山神社さんのホームページはこちらです。

【住所】宮城県石巻市雄勝町大浜字石峰大久保山1

【御朱印】あり

【駐車場】あり

神社

Posted by きだ