大仰寺(奥州三十三観音第7番札所)

2021年3月12日

第7番札所富春山大仰寺(ふしゅんざんだいぎょうじ)は、第6番札所と同様に宮城県松島町にあります。

大仰寺の富山観音は、石巻市にある第8番札所梅渓寺の牧山観音、涌谷町にある第9番札所箟峯寺の箟岳観音とともに、奥州三観音の一つに数えられます。

大仰寺は、坂上田村麻呂が蝦夷征討の際、この山に陣を敷き、その眺望の素晴らしさに感激するとともに霊気を感じて一宇を建立、千手観世音菩薩を安置し、戦没者の慰霊と国家鎮護と五穀豊穣を祈願したことに始まるそうです。

大仰寺へは裏参道から車で登りました。車1台がやっと通れる道を進みます。

しばらく進んでいくと、開けた場所に出ます。「避難場所」と書かれた看板があるので、ここに車を停めます。すぐ近くに参道があり、参道を進んだ先に観音堂があります。

参道

参道は石段で登りやすいものの、結構距離があります。山頂には自動販売機や売店がないため、飲み物は事前に用意しておく必要があります。10分ほど石段を上ると観音堂に到着します。

仁王門

観音堂は鮮やかな朱塗りの観音堂で、現在のお堂は仙台藩祖伊達政宗公の長女五郎八(いろは)姫が再建したもので、松島町指定文化財になっています。

観音堂

観音堂内陣には、本尊の千手観世音菩薩を中央に、左側に大仰寺開山洞水禅師木像、右側に坂上田村麻呂の甲冑像が安置されています。

本尊の千手観世音菩薩は、一寸八分(5.4㎝)の木像で、三十三年に一度御開帳される秘仏です。

観音堂の下には観音堂を護持する大仰寺があり、本堂には「紫雲関」の額が掲げてある座敷があり、明治・大正天皇が東北御巡幸の折に休憩した座敷があります。

大仰寺本堂

大仰寺からは、きれいな庭園(入園料100円)と日本三景松島を見渡せる絶景が楽しめます。

庭園から松島方面を望む

御朱印は大仰寺庫裏でいただきます。

【ご詠歌】わけてその ぼさつのちかい とみやまの じょうどへまいる みこそうれしき

【宗派】臨済宗妙心寺派

【本尊】千手観世音菩薩(大仰寺…釈迦牟尼仏)

【住所】宮城県宮城郡松島町手樽字三浦93

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